自分の肌質しっかりわかっていますか?
年齢を重ねると、目にみえて肌トラブルが起きやすくなる人は多いです。加齢により、ホルモン「エストロゲン」の減少を含め、肌のバランスが崩れてしまったり、若い頃のダメージが出てきたり…。
肌を改善するためにはスキンケアやメイクなど、まずは自分の肌質を知り、肌質に合ったケアをしていく事が大切です。
では、各肌タイプと特徴、見分け方や起きやすい肌トラブルを表で確認していきましょう。
肌タイプ | お肌の特徴 | 見分け方 | 起きやすいトラブル |
乾燥肌 | 肌のバリア機能が低下する事で起こる傘付きが特徴の乾燥肌。 皮脂量が少ないので、秋冬などの乾燥の季節に悪化しやすいのも特徴。 夏などの皮脂が活発とされる季節にも、乾燥で、冷房などのダメージを受けやすいお肌です。 | ・洗顔後、顔がつっぱる ・乾燥して粉をふいている時がある ・化粧のノリが悪い ・メイクが浮きがち | シワ・くすみ・こじわなどの加齢に表れやすい |
脂性肌 | 皮脂や油脂の割合が多く、テカリやベタつきが目立ちがちな脂性肌。 水分量も同じくらいあるので、一見しっとりして問題のなさそうな肌ですが、化粧崩れしやすくニキビなども治りにくい傾向にあります。 特に夏場やマスク生活で毛穴が開きがちになりやすいお肌です。 | ・常に肌がベタついている ・化粧崩れしやすい ・ニキビや吹き出物ができやすい ・毛穴が開いている/開きやすい | 赤ニキビ・吹き出物など目立ちやすい |
敏感肌 | 乾燥肌と同じく、バリア機能が低下している状態のお肌。 カサカサした質感よりも、何かをつけたり少しの刺激で顔が真っ赤になったりひりついたりすることがあります。 外的刺激に弱いため、紫外線・化粧品・スキンケアなど多くのものに「敏感肌用」のものを使うことが推奨されるお肌です。 | ・紫外線に当たると肌が赤くなるorヒリヒリ ・化粧品が合わないと、荒れてしまう ・かゆみや湿疹など、肌トラブルが出やすい | 湿疹・炎症・かゆみ・赤みなど |
脂性乾燥肌 | 乾燥肌×脂性肌の特徴をあわせ持つ脂性乾燥肌。混合肌とも呼ばれます。 部分的なトラブルが多く、季節や環境によって大きく変化するので「いつでもスキンケアがわからない!」なんてお悩みを持っている人も。 都度都度スキンケアをしっかりと見直しつつ、「今の状態」を毎日のようにチェックすることが大切なお肌です。 | ・Tゾーンなど部分的にテカリやベタつきを感じる ・頬や、口周辺だけ乾燥 ・季節や環境の変化により肌質が変化しやすい | 顔の部位別の肌トラブルが起きやすい |
普通肌 | きめが細かく整っていて、油脂も水分もバランスが良い状態のお肌。 肌トラブルに見舞われることは少なく、どんなアイテムも使えますが、そのぶん「何が良いかわかりにくい」なんてお悩みも。 | ・特に肌トラブルは多くない ・割とどんなスキンケアも使える | ➖ |
年齢よって変化する肌
「お肌の曲がり角」のような言葉を聞いた事がある人も多いでしょう。一般的に、ホルモンバランスの状態などにより、若い時は脂性だったはずなのに、年齢を重ねるごとに乾燥肌になることもあり得ます。
「肌年齢」という言葉があるように、体と同じくお肌も年齢で変化する事が多いのです。しっかりと年齢や、お肌の状態に合わせたスキンケアを行うのが必須。
でもどうやって?どんなスキンケアがどの肌に合っているの?私のスキンケアはあってる?なんて疑問を、次の項目で解説します。

肌改善には肌にあったスキンケアを
乾燥肌
乾燥肌の人はとにかく「保湿」が大切。
カサカサした状態が長く続くと、砂漠のような状態になってしまいます。
【注意すること】
・クレンジングや洗顔で摩擦を少なく。
・皮脂を失いすぎるのを避けるため、「温度」に注意してすすぐ
・肌のゴワツキには角質ケアを。肌にやさしめのシュガースクラブなどがおすすめ。
・ブースターなどを使用して、化粧水や美容液をしっかりと肌に浸透させるようにし、乳液やクリームでふたをしましょう。
脂性肌
脂性肌の人は、「落とす」ことをしっかりと意識しましょう。
洗顔やクレンジングが中途半端だと、角質や毛穴詰まりの原因となりやすく皮脂が過剰分泌される原因にもなります。
また、脂性肌が注意すべきなのは「乳液」。
ベタつきや、皮脂と混じってしまうのが嫌だからと使わずに化粧水や美容絵kで終わらせることがありますが実は逆効果です。インナードライの原因にもなりやすく、インナードライの状態になると「お肌が乾燥している!」と錯覚を起こし、皮脂を過剰瓶筆してしまう原因にもなりかねません。
【注意すること】
・洗顔は「皮脂を落とす」仕様のものを使用(脂性肌用や、メンズものを試してみるのも◎)
・角質や、毛穴汚れにより皮脂が過剰分泌されるので、定期的に角質毛穴ケア
・乳液やクリームもしっかりと使う
敏感肌
基本的に化粧品などの外部からの刺激でひりつきや痛みを覚えることが多い敏感肌。
そんな敏感肌の人は「とにかく刺激を与えない」スキンケアを。
専用のものを使うなど、お肌への刺激を少しでも減らしましょう。
また、敏感肌の人は、食生活やストレスがお肌に影響しやすいと言われています。インナーケアやメンタルケアも同時に行いましょう。
【注意すること】
・低刺激のものを使って、皮脂や潤いを奪いすぎない
・メイクを落とした後に保湿をしっかり行う
・ストレス・食事など日々の生活から整える
脂性乾燥肌
皮脂の多い部分と、乾燥部分の差がある脂性乾燥肌の人は、「こまめなケア」を心がけましょう。
「ベタつき」や「過剰分泌」を気にして、スキンケアの工程を飛ばしたりぬいたりせずに、一連の流れをしっかりと行うことが大切。
余裕があるときは、部分別のケアもするようにしましょう。アイクリームなどの細かなパーツ美容で、お肌のバランスが改善することがあります。
【注意すること】
・乳液をしっかりと使う
・ブースターをプラスし、浸透力をアップさせる
・肌のターンオーバーを促すため、角質ケアなどを定期的に入れる
・パーツによって足りていないものを補うケアを行う
普通肌
トラブルが少ない分、「なんでもOK!」と思われがちですがそうではありません。
普通肌であるならば、それをキープするのが何よりも大切。
「これを使うと調子がいい」「この食材を多く摂っている」など自分のためのカルテのようなものを作っておきましょう。トラブルが起きた時にも安心です。
【注意すること】
・普通肌だから、と油断しない
・ゴシゴシ洗ったり摩擦を与えない
・維持するために、自分が行っていることや自分に合った食事法などを知っておく

肌質が変わる気になる体の部分
年齢を重ねると顔だけでなく、体の肌質もどんどん変化していきます。肌の水分量が変わり、ターンオーバーが衰えることで黒ずみが目立つこともあります。例えば、デリケートゾーンや脇、ひじなど。
若いころは気が付かなった体もしっかりケアして、見えない部分も丁寧にケアしたいですね。見えないところにも気を遣うようになると、自分を「大切」にしている気持になり晴れやかに過ごせるかもしれないですね。
まとめ
まずは自分の肌をしっかりと見極めることから始めましょう。肌質に合ったスキンケアをすることで、だんだんと肌質改善へと繋がります。
今日やれば明日には変わるわけではありませんが、日々の積み重ねで肌質改善することは可能です。
新しいスキンケアをたくさん試すよりも先に、「自分の肌はどんな状態なのか」と向かいあって「いま必要なケア」を見極めていきましょう。
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